立木 私が最初に手応えを感じたのは、院内の肝臓病教室の開催です。開始した当初はなかなか人が集まらなかったのですが、開催日を肝疾患の外来日にしてみたり、参加しやすい時間を調べたり、案内の方法を変えてみたり、そうした工夫をすることで、毎回20人以上に参加していただけるようになりました。それが嬉しくてモチベーションの向上につながり、さらに患者さんに記入していただいたアンケートを見てやりがいも感じました。
はじめに
厚生労働省の事業として肝炎医療コーディネーター(以下、コーディネーター)の養成が開始されてから約10年が経過しました。その後、養成は全国で行われるようになり、2020年現在、20,000名を超えるコーディネーターが活躍されています。1)
一方で、コーディネーターの認定を取得したが、何から手をつけてよいのかわからない、この資格をどのように活かしていけばよいのか悩んでいる、といった声も耳にします。そこで、コーディネーターとして幅広い活躍をされている5名の方にお集まりいただき、「モチベーション」と「使命感」をキーワードに、ご自身のご経験をお話しいただきました。(難波志穂子)
できるかな? と思うことをまず言葉にしてみよう!
はじめの一歩は、誰かに伝えることで実現化♪