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東京都・武蔵野赤十字病院の取り組み

東京都の肝疾患診療連携拠点病院として、肝炎対策において地域の中核的な役割を担っている武蔵野赤十字病院。同時に、院内でもさまざまな肝炎対策を積極的に推し進めている。その1 つが、術前検査などで陽性が判明したC型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性者に対して受診勧奨を行う取り組みである。同院ではどのような取り組みを行っているのか。同院院長の泉 並木 氏をはじめとする病院の方々にお話を伺った。(2023 年1 月30 日取材)

北海道・北海道大学病院の取り組み

北海道大学病院では、肝炎ウイルス抗体陽性者を拾い上げるための院内連携システムを2015年にスタートさせている。その結果、抗体陽性者の消化器内科への紹介率は飛躍的に向上した。成功の要因としては、アラートシステムの導入に加え、肝炎医療コーディネーターなどのメディカルスタッフが果たす役割も大きかったという。消化器内科の坂本直哉教授、小川浩司医師、肝炎医療コーディネーターの長谷川智子氏の3名に、北海道大学病院における院内連携の実際についてお話をうかがった。(2021年6月29日取材)

佐賀県・江口病院の取り組み

「ロコ」とは、“土着”を意味するハワイの言葉である。佐賀の地に開院してから約100年という長きにわたり、江口病院は地域密着型の病院として歩んできた。理事長の江口尚久氏は肝臓内科医、元佐賀大学教授で副理事長の江口ゆういちろう氏は日本の肝炎対策をリードする第一人者である。そうした背景もあり、江口病院スタッフの肝炎対策に対する意識は高く、約100名のスタッフが肝炎医療コーディネーター(肝Co)の認定を受け、さまざまな取り組みを行っている。どのような思いで、どのような肝炎対策を行っているのか。江口ゆういちろう氏をはじめとする病院の方々にお話をうかがった。(2021年9月21日取材)

福岡県・健和会大手町病院の取り組み

健和会大手町病院では、C型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性者を受診・受療に結びつける取り組みを2018年より開始している。かつて、消化器内科医が不在だった同病院では陽性者への対応が十分とは言えなかったが、取り組みを開始して以降、消化器内科への受診率は大幅に向上しているという。院内でのHCV抗体陽性者拾い上げ業務のキーパーソンである佐竹先生、清本先生、諸永先生の3名と、健和会理事長の西中先生にお話を伺った。(2022年8月26日取材)

静岡県・浜松医療センターの取り組み

浜松医療センターでは、消化器内科が中心となってウイルス性肝炎の院内連携体制を構築し、2019年10月にスタートさせている。それ以前は、院内検査等で見つかった肝炎ウイルスマーカー陽性者のフォローアップは各主治医に委ねられていたという。しかし、体制構築から1年余が経過した現在、受療が必要と判断された患者の約3分の2が消化器内科を受診するようになっている。同センターにおける肝炎院内連携体制を統括する影山富士人先生をはじめ、スタッフの方々にお話をうかがった。(2020年11月16日取材)

大阪府・近畿大学病院の取り組み

「近畿大学病院消化器内科が主導して、院内でのB 型、C 型肝炎患者の拾い上げを強化したのは2019年9月のこと。それから 1 年も経過しないうちに他科からの紹介率は飛躍的に向上した。」どのような院内連携システムを運用しているのだろうか。工藤正俊 主任教授をはじめとする、院内連携におけるキーパーソンにお話をうかがった。(2020年2月4日取材)

熊本県・嶋田病院の取り組み

治療法が限られていた透析患者のC型肝炎治療が、直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の登場によって変わりつつある。嶋田病院では、分院である嘉島クリニックとともにC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した透析患者をリストアップし、治療が必要と判断される患者に対してはDAAを用いたC型肝炎治療を行っている。医師のみならずさまざまな職種が連携し合って進める透析患者のC型肝炎診療について、病院としての考え方や取り組みの実際を伺った。(2019年4月16日、嶋田病院にて取材)

広島県・マツダ病院の取り組み

さまざまな疾患を治療していく過程で、その患者のC型肝炎ウイルス(HCV)感染が明らかになることは日常でもよく経験する。しかし、感染が明らかになっても患者には知らされず、必要な治療が行われないケースもあるのが現状である。HCV抗体陽性者は肝癌に進行するリスクが高く、最近はそうした陽性者を放置しないために、院内連携によって受診・受療に結びつける動きが活発化している。その1つの例として、マツダ病院(広島県)での取り組みを紹介する。(2018年8月30日、マツダ病院にて取材)

宮城県・東北医科薬科大学病院の取り組み

C型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性者に対する治療は、直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の登場により大きく進歩し、多くの患者が持続的ウイルス陰性化(SVR) を達成できるようになった。ウイルス排除に難渋していた症例でもSVRが期待できることから、HCV抗体陽性が判明した患者をいかにして受診・受療に結びつけるかが重要な課題となっている。現在、HCV抗体陽性者をフォローするための院内連携が注目されているが、その1つの例として、東北医科薬科大学病院での取り組みを紹介する。(2018年7月17日、東北医科薬科大学病院にて取材)

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